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[2015 NBAオールスターゲーム試合後コメント]S・カリー「クレイとオールスターゲームで揃って先発出場できたのは特別なこと」

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現地15日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行なわれた第64回NBA オールスターゲームにオール・ウェストの先発として出場したステファン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)のコメント。

人気選手であるレブロン・ジェイムズ(クリーブランド・キャバリアーズ)やコービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)よりも多い票数を獲得した。自分自身を彼らに代わる新たなNBAの顔として見ている?
そうなれれば良いなとは思っている。たくさんのファンが僕に投票してくれたことは嬉しい。2年前は、この場にいることもできなかったのだから、特別なことだと思っている。これからもリーグで結果を残して、今のトレンドが続くようにしていきたい。ただ、彼らは優勝経験者で、シーズンMVP受賞も経験している。レブロンとコービーはレジェンドとなる選手だよ。僕が達成したいことを実現させるには、まだまだ努力が必要。これからもハングリーさを失わないようにするよ。

オールスターサタデーで履いていた靴を、チャペルヒルでの銃撃事件で命を失った犠牲者の家族にプレゼントすると聞いた。遺族とコンタクトは取ったのか?
そうだね、何度か連絡を取り合った。彼らが僕に連絡を取ってくれて、亡くなった方について教えてくれた。それで亡くなった方の死、そして遺族について知ってもらうにはサタデーイベントが良い機会だと思った。土曜に履いた靴を遺族に送るよ。そして、遺族の方たちにも、たくさんの人が事件の犠牲者のことを考えていると知ってもらいたい。

今日の試合でも目を見張るプレーを決めていた。あなた自身が驚いたようなプレーはあった?
あげるとすれば、フリップしてのレイアップかな。滅多にやらないから。試合が終わってチームのコーチとも話していたんだけれど、普段は練習前や試合前に左右両手であり得ないようなフリップショットをやったりするんだ。周りが「頭が変なんじゃないか」という反応を見せるようなショットをね。今日の試合で僕が決めたようなシチュエーションでの時もあって、コーチは冗談で、僕が練習していたと言うんだ。実際に決められて良かったよ。

今日の試合では良い守備が見られた。今季はオール・ディフェンシブチーム入りを狙っている?
それは僕が決めることではないからね。どうすれば選んでもらえるのかも知らない。ただ、僕は守備で試合に影響を与えたいと持っている。相手のガードと対峙するのは僕が最初だし、リーグではポイントガードのポジションに優秀な選手が集まっている。もし僕が高いレベルの守備を実行したとしても、オール・ディフェンシブチーム云々ではなくて、チームの勝利についてだけ考えているから。もし選出されたら嬉しいけれど、それで僕の守備に対する姿勢が変わることはない。

ステフ、今日の試合で予期していなかったこととすれば、ダーク(ノビツキー)へのアリウープパスだったと思う。彼がまだ高く跳び上がれると知っていた?
チームの皆で、コーチ(スティーブ・カー)が彼のアリウープを指示すると冗談で言っていたんだ。ダーク自身もリラックスしてプレーするのに少し時間が必要だったみたいだ。彼とは気づかなかったけれど、誰かが走り込んでいるとわかって、それでロブを上げた。決めてくれれば良いなと思って上げたら、彼が決めてくれた。彼もビンス・カーターのようなパフォーマンスを見せたよね。とてもクレバーな反応だった。僕が思うに、今回のオール・ウェストは多くのことを成し遂げたんじゃないかな。

ラッセル・ウェストブルックのパフォーマンスについては、どう思う?
身体能力を生かした素晴らしいショーだった。第1クォーターだったか、第2Qだったかは覚えていないけれど、たしか、3本連続して3ポイントシュートを決めていた。オールスターゲームで40得点以上もをあげるのはクールなことさ。

クレイ・トンプソンとオールスタで共演できたことについては? 2人の間だけで競い合っていたことはある?
僕らは3Pコンテストの時にお互いの気分を上げようとしていた。1回戦で彼が僕の得点を超えて、2人で決勝に進めた。そしてオールスターゲームでも揃って先発出場できたのは特別なことだと思っている。僕が覚えている限り、ウォリアーズからオールスターゲームの先発に2選手が選出されたのは、92年くらいからなかったと思う。球団史上でも長く達成できていなかったことをやったわけだからね。今回の経験は良い思い出になるし、ポストシーズンでも2人で凄いことを成し遂げたい。

最後のタイムアウトの時、ラス(ウェストブルック)がウィルト・チェンバレンの記録に近づいていると話していた? 彼にボールを集めているようにも見えたが。
そういう話をした覚えはないね。何人かは記録が何点か話していたけれど、僕らは試合に勝ちたかったから。コートに出ていた5人は、終盤に何点か取れればと考えて、集中していた。相手にタフなショットを打たせて、勝とうとしていたんだよ。

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