5月16日(日本時間17日)、NBAは2015-16 KIA NBAルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人王)を発表し、ミネソタ・ティンバーウルブズのセンター、カール・アンソニー・タウンズを選出した。
得点、リバウンド、ブロックショット、フィールドゴール成功率で球団の新人記録を樹立したタウンズは、1984年以降5人目となる満票での受賞となった。また、2014-15シーズンにチームメイトのアンドリュー・ウィギンズが同賞を受賞したウルブズは、リーグ史上42年ぶりに2年連続で新人王を輩出したチームとなった。
130人のメディア関係者による投票で、すべての1位票を獲得したタウンズは、合計650ポイントを獲得した。デイミアン・リラード(2012-13)、ブレイク・グリフィン(2010-11)、デイビッド・ロビンソン(1989-90)、ラルフ・サンプソン(1983-84)に続く、過去32年間で5人目の満票選出となった。
2位はニューヨーク・ニックスのクリスタプス・ポルジンギス(363ポイント)、3位はデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ(59ポイント)だった。
投票は1位票に5ポイント、2位票に3ポイント、3位票に1ポイントが付与され、合計ポイントの最も高い選手が同賞に選出される。
2015年NBAドラフト全体1位指名を受けたタウンズは、新人首位の平均18.3得点、同首位の10.5リバウンド(リーグ8位)、同2位の1.68ブロック(リーグ10位)を記録した。今季、この3部門で同水準のアベレージを残したのはタウンズのみだった。また、51回のダブルダブルはリーグ3位、FG成功率54.2%はリーグ8位の記録で、レギュラーシーズン82試合にすべて出場した6選手のうちの1人でもあった。
20歳のタウンズは、今季のウェスタン・カンファレンスの月間最優秀新人賞をすべて(6回)受賞した。また、平均18得点、10リバウンド、1.5ブロック、FG成功率50%超を記録した史上7人目のルーキーとなった。ブロックショットが公式スタッツとなった1973-74シーズン以降、同水準の成績をマークしたのは、サンプソン(1983-84)、アキーム・オラジュワン(1984-85)、ロビンソン(1989-90)、アロンゾ・モーニング(1992-93)、シャキール・オニール(1992-93)、ティム・ダンカン(1997-98)のみだ。
1989-90シーズンの球団創設以来、新人王を輩出していなかったウルブズは、昨季のウィギンズと今季のタウンズが同賞に選出された。2年連続で新人王を輩出したのは、1972-73(ボブ・マッカドゥー)、1973-74(アーニー・ディグレゴリオ)のバッフォロー・ブレーブス以来初となる。
1946-47シーズンにフィラデルフィア・ウォリアーズを王者に導いたコーチの名を冠されたエディ・ゴットリーブ・トロフィーを授与されたタウンズ
投票結果
選手(チーム) | 1位票 | 2位票 | 3位票 | 合計 |
カール・アンソニー・タウンズ(ウルブズ) | 130 | - | - | 650 |
クリスタプス・ポルジンギス | - | 117 | 12 | 363 |
ニコラ・ヨキッチ (ナゲッツ) | - | 7 | 38 | 59 |
デビン・ブッカー(サンズ) | - | 3 | 40 | 49 |
ジャリル・オカフォー(76ers) | - | 3 | 25 | 34 |
ジャスティス・ウィンズロウ (ヒート) | - | - | 7 | 7 |
エマニュエル・ムディエイ (ナゲッツ) | - | - | 4 | 4 |
マイルズ・ターナー (ペイサーズ) | - | - | 3 | 3 |
ディアンジェロ・ラッセル (レイカーズ) | - | - | 1 | 1 |