5月19日(日本時間20日)、NBAは2015-16シーズンのオールルーキーチームを発表し、新人王を受賞したカール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)とクリスタプス・ポルジンギスが、満票でファーストチームに選出された。
130人のメディア関係者による投票で、タウンズとポルジンギスはそれぞれすべての1位票を獲得し、260ポイントを獲得した。両選手以外には、フェニックス・サンズのデビン・ブッカー(231ポイント)、デンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチ(186ポイント)、フィラデルフィア・76ersのジャリル・オカフォー(186ポイント)がファーストチームに選出された。
投票はファーストチーム票に2ポイント、セカンドチーム票に1ポイントが付与され、合計ポイントが多い順にファーストチーム、セカンドチームが決まる。
2015年のドラフト全体1位指名を受けたタウンズは、新人首位の平均18.3得点、同首位の10.5リバウンド(リーグ8位)、同2位の1.68ブロック(リーグ10位)を記録した。今季、この3部門で同水準のアベレージを残したのはタウンズのみだった。また、51回のダブルダブルはリーグ3位、フィールドゴール成功率54.2%はリーグ8位の記録で、レギュラーシーズン82試合にすべて出場した6選手のうちの1人でもあった。
新人3位の平均得点(14.3)を記録したポルジンギスは、リバウンドで同2位(7.3)、ブロックで同1位(1.86)の成績を残し、イースタン・カンファレンスの月間最優秀新人選手賞にも3度輝いた。ニックスの新人選手で年間1000得点を超えたのは、1987-88シーズンのマーク・ジャクソン以来、ポルジンギスが初となった。
ブッカーは、新人4位の平均得点(13.8)、同2位の3ポイントシュート成功数(99)、同1位のフリースロー成功率(84.0)を記録した。新人ガードの中では最多となる6試合で30得点以上をマークしたブッカーは、オールスターブレイク以降の5試合で30得点以上をあげ、レギュラーシーズン後半戦28試合で平均19.2得点、4.1アシスト、3.0リバウンドを記録した。
2014年のドラフト全体41位で指名されたヨキッチは、今季NBAデビューを飾り、平均10.0得点(新人8位)、7.0リバウンド(同3位タイ)、2.4アシスト(同7位)、0.99スティール(同4位)、FG成功率51.2%(同4位)という成績を残した。
オカフォーは、新人2位の平均17.7得点、同3位タイの7.0リバウンド、同4位の1.15ブロックを記録し、1年目を終えた。
投票結果
ファーストチーム
選手(チーム) | 1位票 | 2位票 | 合計 |
カール・アンソニー・タウンズ (ウルブズ) | 130 | - | 260 |
クリスタプス・ポルジンギス (ニックス) | 130 | - | 260 |
デビン・ブッカー (サンズ) | 103 | 25 | 231 |
ニコラ・ヨキッチ (ナゲッツ) | 73 | 40 | 186 |
ジャリル・オカフォー (76ers) | 71 | 44 | 186 |
セカンドチーム
選手(チーム) | 1位票 | 2位票 | 合計 |
ジャスティス・ウィンズロウ (ヒート) | 44 | 63 | 151 |
ディアンジェロ・ラッセル (レイカーズ) | 25 | 92 | 142 |
エマニュエル・ムディエイ (ナゲッツ) | 35 | 70 | 140 |
マイルズ・ターナー (ペイサーズ) | 28 | 83 | 139 |
ウィリー・コーリー・スタイン (キングス) | 2 | 46 | 50 |