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開幕直前プレビュー:セントラル・ディビジョン

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昨季はファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに敗れたものの、優勝して当然という重圧の中、悲願の初優勝にあと一歩のところまで近づいた。レブロン・ジェイムズ、カイリー・アービング、ケビン・ラブを中心とするチームで迎える2シーズン目も優勝候補筆頭と言われているクリーブランド・キャバリアーズを中心とするセントラル・ディビジョンについて、NBA.comのスティーブ・アシュバーナー記者が展望した。


チームの完成度、システムへの順応度、チームケミストリーから考えても、今季もキャブズがセントラル・ディビジョンを支配するだろう。最大のライバルであるシカゴ・ブルズも復活が近いデリック・ローズにジミー・バトラー、パウ・ガソルを軸に強力な布陣を組み、ミルウォーキー・バックスも若手を中心に面白いチームを作ったが、レブロンの6シーズン連続ファイナル進出は固い。

ディビジョン順位予想:
1. キャバリアーズ*
2. ブルズ*
3. バックス*
4. ピストンズ
5. ペイサーズ
※(*)はプレーオフ進出予想チーム

キャブズのデイビッド・ブラット・ヘッドコーチにとっては、またも頭の痛いシーズンになる。開幕前の時点で主力に負傷者が続出するなど不安は多いが、ひざの手術からアービングが復帰し、ジェイムズ、ラブ、サポーティングキャストが揃えば、昨季のような取りこぼしは少なくなるはずだ。厳しいようだが、優勝以外の結果を残せば、ブラットHCの去就も危うくなる。

今季のセントラル・ディビジョン注目のチームは、ジェイソン・キッドHC率いるバックスだ。オフにグレッグ・モンローを獲得し、1年目の大半をけがで棒に振ったジャバリ・パーカーも復帰する。ヤニス・アデトクンボとクリス・ミドルトンの成長も期待できるだけに、イースタン・カンファレンスの台風の目になり得る。

低迷が予想されるのは、スタイルを真逆に変えようとしているインディアナ・ペイサーズだ。ディフェンス重視からオフェンスに、そしてビッグラインナップからスモールラインナップへの転換を図ろうとしているが、エースのポール・ジョージ自身が、パワーフォワードでの起用に当惑している。

原文:Cavs still team to beat, while Bulls and Bucks battle for 2nd by Steve Aschburner/NBA.com(抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ