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ペイサーズ、来季からアップテンポなスタイル導入を示唆

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現地17日、インディアナ・ペイサーズが最終ミーティングを行ない、2014-15シーズンを総括した。今季はエースのポール・ジョージが右足骨折の重傷で開幕から離脱した影響もあり、38勝44敗(イースタン・カンファレンス9位)でレギュラーシーズンを終了。最終ミーティング後の会見に出席した球団社長のラリー・バードは、来季からチームのスタイル変更を示唆した。

来季はジョージが完治した状態で迎えられることから、バードとフランク・ボーゲルHCは、エースをパワーフォワードとして起用する案があることを明かし、オフェンスのペースアップを試みると語った。
「クレイジーなほどにアップダウンを繰り返すつもりはないが、スモールラインアップで、今よりも少しだけ速いプレーが見たい」(バード)。

アップテンポなスタイルを導入することで、今季よりも1試合3、4点は多く取れるはず。今季のペイサーズは、3点差以内で12敗を喫したため、スタイル変更の必要性は妥当だ。しかし、スモールラインアップで臨むということは、先発センターのロイ・ヒバートの出場時間減少が避けられなくなる。ボーゲルHCはヒバートの守備と姿勢を評価しているが、バードは今季のパフォーマンスについて苦言を呈した。
「彼はいつだってハードにプレーし、非常に身体も強い。しかし、今季は良いシーズンを送れたとは言えないだろう」。

再びイーストのエリートチームに返り咲けるかを聞かれたバードは、「すべてはポール・ジョージ次第。われわれにはイーストのトップチームになれる力がある。ファイナル進出には運も必要で、これまでに何度か手が届きそうになったが、十分なプレーができなかった。来季はポール、そしてリザーブ選手の成長にかかっている。来季は今季以上のチームを作る。全員が健康なら、きっと良いシーズンを送れるだろう」と、期待を込めて語った。

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