NBA

デイビッド・オルドリッジ記者が解説するNBAファイナル2017の10大注目ポイント(2)

Author Photo
Sporting News Logo

4. 「マシンガン」アービングVS「ベイビーフェイス」カリー

昨年のファイナルでは真のカリーを見ることがなかった。だが、今年のプレイオフではオフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの平均得点)が122.5という見事な数字だ。

一方で、カイリー・アービングはプレイオフで平均24.5得点。彼らが対峙することもあるだろうが、アービングとカリーが48分間を通じて互いをマークすることはないはずだ。しかし、より生産性を発揮できた選手が、自分のチームをシリーズで優位に導くだろう。

5. 新たなボスは古いボスと同じではない

マイク・ブラウンはベテランのコーチだ。スティーブ・カー・ヘッドコーチが戦列を離れていても、ウォリアーズは秩序を保つことができるかもしれない。だが、コーチングの影響は大きい。何かに対するブラウンの能力の問題ではない。コーチは押すべきときにどのボタンを押すべきかを正確に知っているということだ。

Mike Brown Draymond Green Golden State Warriors

グリーンに対するカーHCの接し方はほかの誰にもできないもので、それはカーHCがグリーンのコーチだからである。これが影響するかは分からない。だが、答えが分からないというだけでも、ウォリアーズではなくキャバリアーズにとって有益だ。

DAZNでNBAプレイオフをチェック!

6. ウォリアーズの守備力

ウォリアーズは見事な守備を保ち、プレイオフでのディフェンシブレーティング(100ポゼッションあたりの平均失点)は99.1と最高の数字。対戦相手のFG成功率も41.6%に保っている。攻撃面でキャバリアーズがウォリアーズに競っていくのは厳しいだろう。絶対的なウォリアーズの攻撃に、何とかして食らいついていかなければいけない。

7. ラブの存在感

セルティックスとのイースタン・カンファレンス決勝で、ラブは平均22.6得点、12.4リバウンド、3Pは43本中23本成功の53.5%と決定的な存在だった。ファイナルでも、彼はKia NBA最優秀守備選手賞候補のグリーンを相手に、同じように特別なことをしなければいけない。

Kevin Love LeBron James Cleveland Cavaliers

カンファレンス決勝のようにオープンにはしてくれないだろう。だが、セルティックスとのシリーズでラブは再びポストでの存在感も示した。彼は6フィート10インチ(約208cm)、250ポンド(約113kg)の選手なのだ。

<<< 前のページ次のページ >>>

原文:10 storylines to follow as Cleveland Cavaliers, Golden State Warriors ready for Round 3 by David Aldridge/NBA.com(抄訳)​


各シリーズの日程&結果

プレイオフ組み合わせ(勝ち上がり表)


著者
NBA Japan Photo

NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ