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2016-17シーズンの勢力図を左右する代役選手10人:(9)ビクター・オラディポ(オクラホマシティ・サンダー)

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ポジションはスモールフォワードではなく、1試合20本以上シュートを打つこともない。つまり、実際のところビクター・オラディポはケビン・デュラントの穴を埋める存在ではないのだが、昨季のチームと比較した場合、今季のオクラホマシティ・サンダーが異なるチームになり得る大きな要因なのは間違いない。

ビリー・ドノバン・ヘッドコーチは、いまだにオラディポが最もフィットする役割を見つけるため試行錯誤を繰り返している。3年のキャリアを通して、オラディポは守から攻への速い切り替えでの得点源になれること、リムにアタックする能力があること、相手のパスコースを読んでスティールを奪えることは証明してきた。ただ、動きの速いディフェンダーを相手に巧みにボールを扱う、そして深い位置から安定してシュートを決める能力を得るには課題が残されたままだ。

より大きな問題となり得るのは、ラッセル・ウェストブルックとの連携が上手くいくかどうかだ。まだシーズンは開幕していないが、オラディポは、ジェームズ・ハーデン以降としては、ウェストブルックとバックコートコンビを組む選手の中でベストプレイヤーと見られている。

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原文: These 10 replacement players have some big (and vastly different) shoes to fill by Shaun Powell/NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ