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2016-17シーズンの勢力図を左右する代役選手10人:(7)タイラー・ジョンソン(マイアミ・ヒート)

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タイラー・ジョンソンは、決してバスケットボールが盛んとは言えないノースダコタ大学出身で、ドラフト外の選手だ。まだNBAで短期間しかプレイしておらず、先発出場はわずか5試合のみ。重要な役割を担った経験もない。

それでもブルックリン・ネッツから4年5000万ドル(約52億円)という契約を提示され、ヒートはそれにマッチし、ジョンソンをチームに引き留めた。ヒートがドウェイン・ウェイドの要求額を受け入れないと決めたとき、ジョンソンとの契約内容は法外とまでは言わないが、多くの人にとって馬鹿げたものに見えただろう。

だが、良い点もある。まだ24歳と若く、ポテンシャルを秘めている。3ポイントシューターとしても良いものを持っている。それに新契約の最初の2年の年俸は600万ドル(約6億円)を下回っているのだ(ただし、3年目は1800万ドル、4年目は1900万ドルだが)。

ロールプレイヤーの域を出ない選手が分不相応の契約を結んだ典型例だが、現在の市場規模では決して珍しくない。

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原文: These 10 replacement players have some big (and vastly different) shoes to fill by Shaun Powell/NBA.com


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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ