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けがからの復活を期す注目選手10人

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2015-16シーズン前のトレーニングキャンプが間もなくスタートする。不運にもけがで昨季を棒に振ってしまった選手にとっては、復活を期す大事なシーズンに向けた準備期間となるだけに、モチベーションも高いだろう。NBA.comのデイビッド・オルドリッジ記者が、来季けがからの復活を期す注目選手10人をあげているので紹介したい。


カーメロ・アンソニー(ニューヨーク・ニックス)
負傷/手術:左ひざ膝蓋骨の腱デブリードマン(感染、壊死組織を除去し創傷を清浄化することで他の組織への影響を防ぐ外科処置)
手術日:2月19日
完治までの予定期間:4~6か月

トレーニングキャンプは万全の状態で迎えられるだろう。数週間前からすでにニックスのチームメイトと5対5の実戦練習を始めている。


クリス・ボッシュ(マイアミ・ヒート)
負傷:血栓症
診断日:2月21日
診断結果:2014-15シーズン後半戦を全休

エリック・スポールストラHC、そしてヒートのチームメイト数名と先月ロサンゼルスで合同練習を行なった。練習に立ち会った関係者の話では、状態は回復しているという。本人も、“The Late Late Show With James Corden”に出演した際、健康な状態に戻ったと話した。


コービー・ブライアント(ロサンゼルス・レイカーズ)
負傷:右肩回旋筋腱板断裂
手術日:1月28日
完治までの予定期間:9か月

先日練習再開の許可が下りたが、来季はシーズンを通して状態をモニターされ、出場時間も制限される。具体的な出場時間に関しては、本人、ミッチ・カプチャックGM、バイロン・スコットHC、ヘッドアスレティックトレーナーのゲイリー・ビッティと近日中に話し合う予定だ。


ケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)
負傷/手術:右足第5中足骨の骨移植
手術日:3月31日
完治までの予定期間:4~6か月

先月コンタクト無しの練習許可が下り、トレーニングキャンプにも参加可能。患部を休ませるため、2部練習の後半には参加しない予定だという。具体的な出場時間は未定。プレシーズンゲーム全試合には出場しないだろうが、レギュラーシーズン開幕は万全の状態で迎えられるはず。


ダンテ・エクサム(ユタ・ジャズ)
負傷/手術:左ひざ前十字靭帯断裂
手術日:9月3日
復帰時期:未定

オーストラリア代表のエクサムは、8月4日(日本時間5日)に行なわれたスロベニアとの強化試合で負傷。今も手術を受けたロサンゼルスに滞在中で、飛行機での移動許可が下り次第ソルトレイクに戻る予定。まだ20歳と若く、チームは復帰を急がせない方針を取っている。


カイリー・アービング(クリーブランド・キャバリアーズ)
負傷/手術:左ひざ膝蓋骨骨折
手術日:6月6日
完治までの予定期間:3~4か月

マイアミでのリハビリ中に応じたAP通信の取材には「状態は良い」とコメントしたが、The Cleveland Plain Dealerは、来年1月まで復帰できない可能性があると報じた。来週から始まるトレーニングキャンプには参加し、リハビリを続ける予定。


ブランドン・ジェニングス(デトロイト・ピストンズ)
負傷/手術:左足アキレス腱断裂
手術日:1月27日
完治までの予定期間:6~9か月(本人談)

まだ復帰まで時間がかかると報じられている。現在はシュート練習と、自重の60%程度の負荷をかけトレッドミルでランニングをしている状態。走ることに問題がなく、片足でシュートを打てる状態に回復するまで、チームはコンタクト無しの反復練習許可を出さないだろう。


カイル・コーバー(アトランタ・ホークス)
負傷/手術:右足首靭帯損傷、右肘関節内遊離体
手術日:5月27日、6月30日
完治までの予定期間:3か月(足首)

Atlanta Journal-Constitutionの取材を受けた本人は、「トレーニングキャンプ開始までに間に合わせたい」とコメントしている。


ケビン・ラブ(クリーブランド・キャバリアーズ)
負傷:左肩脱臼
手術日:4月29日
完治までの予定期間:4~6か月

順調に回復しているものの、まだフルコートでの練習許可は下りていない。プレシーズン中は出場試合数も制限されるだろう。


ウェスリー・マシューズ(ダラス・マーベリックス)
負傷:左足アキレス腱断裂
手術日:3月11日
完治までの予定期間:5か月(本人談)

オフにマブスに移籍したマシューズは、手術から3か月後にジャンプシュートが打てるまで回復したが、まだフルコートでの練習許可は下りていない。トレーニングキャンプ開始後にコートでの練習を始めるだろうが、実戦形式の練習参加はまだ先の話。リック・カーライルHCは完全復活できると話しているものの、長期的なアプローチを取ると見られている。

原文: Injuries made last season one to forget for these players by David Aldridge/NBA.com (抄訳)

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NBA日本公式サイト『NBA Japan』編集スタッフ