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[三尾圭フォトリポート第1回] アービングがウォールとのPG対決を制して、キャブズが4位に浮上

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現地20日に行なわれたワシントン・ウィザーズ対クリーブランド・キャバリアーズの一戦は、レブロン・ジェイムズがチーム最多となる28得点の活躍で、キャブズが127-89でウィザーズに圧勝。 

33勝21敗の成績でイースタン・カンファレンス4位でオールスター休憩を迎えたウィザーズは、33勝22敗でカンファレンス5位のキャブズをホームに迎えたが、大敗を喫して両チームの順位は入れ替わった。

「リーグ最高のポイントガード同士のマッチアップ」とジェイムズが語ったカイリー・アービングとジョン・ウォールの対決は、アービングが25得点、7アシストを記録して、18得点、9アシストのウォールとの勝負を制した。

「昨年の勝ち星を上回った」と今季34勝目を喜んだアービングは前半だけで18得点をあげる活躍で勝利に貢献。「ここに来て、チームが1つにまとまってきている。僕にとってプレーオフ争いは初めての経験だけど、とても楽しい」。

敗れたウォールは「とてもフィジカルで激しい戦いだった。うちのチームは3ポイントを1本も決められなかったのに(実際には16本中15本失敗)、向こうは確実に決めてきた(33本中14本成功)。今夜は酷い試合だったけど、気持ちを切り替えていく」と反省の言葉を口にした。

ジェイムズは「俺はこのチームのリーダーだ。俺が積極的な姿勢を見せれば、チームメイトたちも後に着いてくる。今夜は俺たちの仕事を成し遂げられた」と勝利に満足気な笑みを浮かばせ、「前回、ウィザーズと対戦したときと今の俺たちは全く違うチームだ」とチームの成熟度をアピール。

キャブズのデイビッド・ブラットHCは「プレーオフのホームコート・アドバンテージを争うワシントンとの直接対決に勝ったのは大きな意味を持つ。ここまで1勝1敗だったけど、アウェイで強豪チーム相手に勝利を奪い、順位争いで一歩前進した」と、ホームコート・アドバンテージが与えられるカンファレンス4位浮上を喜んだ。

第3クォーターで23点差も離されたウィザーズのランディ・ウィットマンHCは早々と試合を諦め、第4Qはオット・ポーター以外の先発4人をベンチに下げて温存。前日に移籍したばかりのラモン・セッションズを試す機会を得て、「日曜日の試合(デトロイト・ピストンズ戦)では集中力を切らせずにもっと良い試合をする」と立ち直しを誓った。

文・写真:三尾圭(現地2月20日、ベライゾン・センター/ワシントンDC)

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